どうやって製品を作っているか聞いた方がいい
皆さん、せっかくITを導入するん
だったら、
当然使いやすい製品が良いですよね。
とはいえ、これからITを導入しよう
としている方は目利きのプロ
ではない方がほとんど
ではないかと思います。
では、IT製品はどうやって
作られているのかというと、
実は製品開発の現場では
まるでウナギのタレの如く、
機能を継ぎ足し継ぎ足しで
作っているケースが多いです。
その結果、製品マニュアルが何百
ページ、あるいは、資料がvol.1,
vol2…と続くなど
ハリー●ッター顔負けの
シリーズ化したドキュメント
となるIT製品が日々
誕生したりしています。
なぜ、そんな事になってしまうのか
というと製品の品質を業務的な
視点でしっかり管理している
会社が少ないからだと思います。
例えば、機能を一つ追加したい、
という場合。
営業や現場側が「こういう事を実現
して欲しい」という要望が、
エンジニア視点でいうとそれを
するための機能(What,How)と
なぜそれをするのか(Why)
に落とされないため会話にならず、
結果としてエンジニアは
実装しやすいものから作り、
製品の使いやすさといった観点
から外れた機能追加が日常化
してしまう事になったりします。
特に、業績管理システムでいうWhyは、
会計と業務知識が無いと
エンジニアにはイメージが
難しいと思います。
というわけで、IT製品を導入する
際にはどうやって製品を作って
いるか聞くことをおすすめします。
特に、効率化=機能を足せば解決、
と考えている製品開発の人は多く、
長年それが続いた製品は
初心者が習得するのに時間を要する
使いづらい製品になるリスクが
あります。
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■■編集後記
ビジョンが無いIT製品は使いづらい
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会社にビジョンがある会社は
多いですが、
製品にビジョンがある会社は
少ない気がします。
ビジョンがある製品はロードマップ
化され、不要な機能をつけることを
排除できます。
逆にあっちの会社の要望もこっちの
会社の要望も取り込んでいくと、
管理会計でいうと他の会社
にとっては不要な機能が追加され、
結果使いづらくなるリスクが
増えると思います。
実際に業績管理関連の製品開発に
入っていた経験から思います。
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発行人:
300社の業績管理仕組み化経験を持つ
小林基樹
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