予実管理の効率化・高度化実践ブログ

経営企画にむけた業績管理業務向上のリアルなノウハウ

連結予算と精度

f:id:suginami_freelance:20190121005117j:plain

 

業績予想の精度を上げる対象が1つの会社ではなく、複数の子会社を持つ会社になるほど精度を上げる難易度は上がります。

 


というのも計画策定に関して、
各社とも「市場の先行きが不透明だから」という理由で前年実績と同程度の業績予想しか出さないため、市場の動きと計画値がどんどん変わっていく傾向がある。

 

あるいは運用負荷などの理由から、
予算編成時に立てた為替の計画レートを年間を通して同じレートで運用してしまっているので業績予想と大きく乖離する、
などのケースが時々みられます。

 

 

「業績予測の精度を上げるためには
予測期間を短くする他ない」

 

と清水孝さんが"戦略実行のための業績管理"という本の中でおっしゃっていますが、
各社の予算を集めるための連結業務に人員が潤沢な企業はほとんど無いため、
期中の見直しも頻繁できている方は少ないのではないでしょうか。


プロジェクトチームを作って業績予測の精度を上げる意義をグループ各社に段階的に広めていく。


業績予測の精度が悪い企業をランキング化する。


(私も海外現地に行ったことありますが)

海外会社とのコミュニケーション頻度を増やす、あるいは日本人社員を派遣する、などなど。


色々やったことありますが、
どれも即効性は中々無いのが正直なところです。

 


連結予算の精度が低い原因は会社によってまちまちなため、連結業務をされている方への原因調査のヒアリングや、それを解決するためのリソース計算。


改善するためのコスト試算などの検討を、
精度に課題認識のあるマネジメントの方は是非実施して欲しいと思います。

 

それでなくとも連結予算の作成は業務がニッチなため、現場に降りてこない上司の方などからすると大変さが中々理解されづらい傾向がありますので。

 

 

業務改善の話し合いの機会をもっと作っても良いのかなと思います。

 

 

 

 

バックナンバー>

 

広告宣伝費とKPI

 

予算編成の方法

 

予算の負の効果

 


━━━━━━━━━━━━━━━━━
閲覧いただきありがとうございます
━━━━━━━━━━━━━━━━━


発行人: 
300社の業績管理仕組み化経験を持つ
小林基樹
https://bit.ly/2Ac6eWN

 

 

Twitter
⇒ https://bit.ly/2Cl4aNI


facebook
⇒ https://bit.ly/2EAx9iu


LINE
⇒ https://bit.ly/2DqusjF


メルマガ
★ブログをお持ちでない方に
 オススメです
⇒ https://bit.ly/2SmNNFs