本社費配賦の方法!よく使われる事例と複雑になるケーススタディ
Twitterで配賦をテーマにした
投稿をしたところ、
フォロワーの方からコメントや
リアクションが多かったので
コラムにします。
まず、配賦とは何か?から述べますと、
「配賦とは間接費を割り振ること」
(本当にわかる戦略会計&管理会計
高田直芳 より)
となっております。
よって本社費配賦とは、
たとえば本社のオフィス賃借料などの
間接費を何らかの配賦基準をもって
各事業部に割り振ることを指します。
またなぜ本社費を配賦するかというと、
本社は各事業において直接的には
貢献しておりませんが間接的に貢献している、
ということで事業部がその分を負担すべき。
そして、各支店が利益を出しても
本社コストが超赤字であれば
会社全体として赤字になってしまうので、
本社費を考慮した利益目標を
設定をしないといけない、
と理解しております。
次に割り振る際の基準についてですが
私が実装してきた中では
「面積比」や「人数費」
という基準が一般的です。
面積比や人数比が普及している理由は、
配賦する側とされる側の
妥当性だと思っていて、
面積や人数が増える=その分事業規模が拡大
しているんだから負担額は増えるでしょ!?
という考え方が両者が納得するものだから
だと思っております。
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■■編集後記 複雑な配賦の例
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一般的には面積比や人数比が
多いと述べましたが、
その配賦が複雑になるケースがあります。
例えば人数比で配賦したとして、
新人が5人増えても
その新人5人がすぐ稼げるわけではないので、
その人数比で配賦されてしまうと不公平だ、
という意見があがり、
人数に給与額の“重み”を加味した配賦基準が
適用されるケースがあります。
いわゆる、人工という概念です。
(これは別途記事にします。)
ただ配賦に関して、
現役の経営企画のフォロワーの方の
設定方針をみていると、
「あまり時間をかけすぎず、
現場が納得するような
説明・方法で、済ます」
という声が多かったので、
正確性よりも効率性を
優先した方が良いテーマなのかな、
と思いました。
ちなみにツイッターだけでなく、
実際に私も昔のお客様に
本件を確認したところ、
一つの勘定科目ごとに
配賦基準を変えたりするのではなく、
運用負荷を考えていくつかの科目を
まとめた合計額で配賦しておりました。
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本日も閲覧いただきありがとうございました
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発行人:
300社の業績管理仕組み化経験を持つ
小林基樹
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