前年対比思考が成長を鈍化させる?
いろいろな企業の予算管理を仕組化してきて、
当然さまざまな予算管理のExcelシートを
見てきたのですが。
ふと気づいたのが、あくまで傾向ですが
以下のようなレイアウトの企業は成長が
停滞しているなと感じました。
4月 5月…
実績 予算 昨対比 実績 …
売上
原価
粗利
…
要するに、前年対比ベースで見通しを
立てている企業です。
なぜ成長が止まっているか考えてみた
のですが、
去年の延長で行動すると、
飛躍的に成長するイベントに当たらない
からじゃないかな?
と想像しました。
ハングリーな機会に当たらない
とでもいうんでしょうか。
成長が止まっているから前年対比を意識し、
現場にきちんと数字意識を持たせる
レイアウトになっていったのか。
はたまた、予算管理のレイアウトから
そのような発想になってしまっているのか。
検証するにあたる妥当な数がないので、
あくまで感覚的な話ですけどね。
経営企画のコミュニティなどで、
お互いのレイアウトを見せ合う機会など
なかなか作りづらいとは思いますが。
仮にレイアウトに成長停滞の
一因があるんだとしたら新説
になるかもな?
なんて、ふと妄想してしまったのでした。
バックナンバー>
予算編成と月次の予実管理が連携しない理由
https://www.budgetcontrol.jp/entry/2019/12/02/235541
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■編集後記 前年対比レイアウトが多い理由
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とはいえ、前年対比を意識させるレイアウト
を使ってる企業は多いと思います。
現場がヘンテコな数字を入力すると
異常値と認識されやすく、
結果として誤入力が減りますし。
見通しを集めている経企側が
予実差があった場合の要因特定が
しやすいからです。
もとはといえば決算説明が前年対比
で表示する傾向が強いことから
派生したものなのかもしれませんね。
(次回:法人営業のKPIは何が良い?)
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本日も閲覧いただきありがとうございました
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発行人:
300社の業績管理仕組み化経験を持つ
小林基樹
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