予実管理の効率化・高度化実践ブログ

経営企画にむけた業績管理業務向上のリアルなノウハウ

予算管理を効率化するとどうなるか?実例を公開!

予算管理 効率化

 


予実管理や予算管理を効率化したい
ニーズは多いです。


実際に色々なシステムの販売ページでも、

 

・エクセル管理が大変でしょう


・●●社は予算管理時間を▲▲%削減を
 目指します


とプロモーションしているサイトも
多いと思います。


今日は実際に効率化を実現した
“人”に焦点をあてたコラムです。


いずれも私自身が行ったプロジェクトです。

 


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

<ケースA 経営管理>

 

・以前は予実管理業務の9割5分が集計作業で
 あったが、
 システムの導入によって経営管理部の
 集計はほぼゼロで、
 かつリアルタイム化を実現


 →トップダウン式の最終数値調整や
  ユーザの誤入力対応は若干残る

 
 →毎月の見通し誤差が数%以内に収まり、
  CFOや役員の満足度もUP

 

・運用にかかっていた人員/工数を削減


 →現在では派遣の方1人でシステムを運用


・集計工数が減った分
 何をしているかというと、
 海外子会社の業績管理や
 新たな管理会計の高度化の検討に集中

 


<ケースB 事業管理>

 

・集計の効率化により、
 部門責任者の状況把握が早くなり、
 意思決定のスピードUP

 

・意思決定のスピードアップにより、
 事業分析やマネジメントサイクルの

    頻度が昨対比で4倍に増加

 

・事業管理担当者は
 本プロジェクトが評価され、
 会社の全社業績を管理する
 本社経営企画に異動(≒昇格)

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

よく経営企画の担当者から、

 

「予算データをひたすら集めている業務が
 工数がかかる割に自身の存在意義や
 付加価値を感じられない」

 

というお声を頂いてたので、
その業務から解放された後の
モチベーション素材として、
本コラムを参考にしていただければと思い、
記事にしました。

 


バックナンバー>

 

予算編成の方法

 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■編集後記 投資対効果計算時の注意点
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


ちなみに、
よく予算管理システムの採用事例で、


●●時間削減を目指す


という表現をみかけると思います。


あれのからくりは、
よくコンサルファームが
予算管理業務における作業内訳を
レポートで出しており、
予算業務の内訳が会社によって


「7割~9割を集約業務に使っている」


という統計をもとに
経営企画、事業部、経理など各組織毎に
係数をかけて作業時間を概算でだし、


「集計作業が大幅に減ったら」


という試算をしたものです。


ただし、その計算の前提は

 


「エクセルなどの予算管理パッケージが
 システムに全て載ったら」 


というものなので、
現状の業務がシステムに載る“適合率”も
計算に入れる必要があるのですが、
多くの場合、

「すべてシステムに載る」

という採用時の希望的観測もあり、
適合率を含んでいないまま
発表しているの事もあるので
注意が必要ですね。

システムに載らなければ、
効率化にならないからです。

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
本日も閲覧いただきありがとうございました
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


発行人: 
300社の業績管理仕組み化経験を持つ
小林基樹
https://bit.ly/2Ac6eWN

 

 

Twitter
⇒ https://bit.ly/2Cl4aNI


facebook
⇒ https://bit.ly/2EAx9iu


LINE
⇒ https://bit.ly/2DqusjF


メルマガ
★ブログをお持ちでない方に
 オススメです
⇒ https://bit.ly/2SmNNFs