予実管理の効率化・高度化実践ブログ

経営企画にむけた業績管理業務向上のリアルなノウハウ

連結システムで単体の予算編成が向かない理由

連結システム

 

 

連結システムの中で、
単体の予算編成を実装しようとすると
恐らく運営が相当大変になります。



理由は運用負荷が
システムに乗せた方が高くなるからです。




仮にシステムにのせた場合、
運用負荷が上がる具体例を
あげていきます。

 

(1)マスタ管理が煩雑



連結システムの組織マスタ変更は
簡単ではありません。


なぜ組織マスタ変更を気にする
必要があるかというと、
たとえば3月決算の企業は
11~12月に来期の予算編成を行いますが。



1~2月に組織の変更があり、
さらに3月に大きな組織変更があると
予算の組み換えを行う必要があります。



マスタ管理が簡単でない場合、
それらをシステム内で修正するには
膨大な工数がかかるからです。




(2)配賦計算が全て載らない



仮に単体の組織を連結システムに
のせられたとして。


予算編成時には
本社費などの間接コストを
配賦した額を元に
全体の予算を作りますが。



連結システムでは
「配賦率」しか載せられない
事があり、配賦基準(人数、面積)
自体をシステムに登録できません。


ゆえに、配賦計算が全て
システムに載るわけではないので
運用が煩雑になりがちです。


(3)処理が増えると挙動が重くなる


単体の予算編成を無理くり実装してる
お客さんを見た事がありますが、
マスタ数も増えた影響からか
連結処理実行のパフォーマンス
が物凄く悪くなってました。


夜の8時にシステムの処理を実行して、
翌朝出勤してもまだ処理が終わってなく、
さらに入力した数値に間違いを見つけ、
処理をやり直すとその日は仕事が
出来ない、という状況でした。

 

 

■まとめ


上記のケースは過去の話であり、
システムのパフォーマンスというのは
日々向上していくので改善することも
あるかと思います。

 

予算編成業務の負荷は高いため、
連結システムを導入する際に


「予算編成業務も効率化できないか」


と考える方が多く、
RFI(情報提供依頼書)によく
予算編成の実装希望があったため
記事にさせて頂きました。


ちなみに、
昔そのRFIに連結システム各社が
出してきた答えはほぼ
スクラッチ(独自にシステムを組む)
でしたね。


今出してみたら、どうなるんでしょうね。

 

バックナンバー>


予算編成の2通りの方法について解説

 

 

 


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■編集後記 間が空いてすみません
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ここ1カ月程、

文章力を上げるための勉強を行っていたり、


SEOの勉強をしたり、


Facebook広告を使ったプロモーションを
実践したり

しておりました。



特にFB広告は低コストで運用できる
比較的新しい手法なのですが、
なかなか勉強コンテンツが無く
探すのに苦労しました。


手探りでやっていることもあり
時間がかかっておりますが、
ノウハウ化していつか発信できれば
と思っております。


では、また!!


(次回:経営企画向け飲み会を企画します!)


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本日も閲覧いただきありがとうございました
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発行人: 
300社の業績管理仕組み化経験を持つ
小林基樹
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