予実管理システム化ニーズ(3)…広告系
初回の記事
で記載した、
システム化ニーズに関するシリーズ
第3弾です。
今回もニーズの列挙でなく、
課題と、解決の方向性も
合わせて記載したいと思います。
【相談】
どういった課題を持った企業が
システム化を検討するか
教えてもらえますか?
【回答】
参考となる課題点と
システム化による
解決の方向性を
記載します。
■広告業のあるケース
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(1) 現在業績管理はスプレッドシートで
行っているが、会計システムの入れ替え
を検討しており、同時に予算管理、
業績管理システムを検討している
(2) なぜこれまでと同様のアナログ管理
継続でなく、システム化を検討しているかと
いうと、経営者が次から次へと色々な
要求をしており、とても現在の運営管理
では応えられないから
(3) また以前とは異なり、当社ではGlobal化
を進めており、海外子会社の予算や見通し
をどう集めるか、どういった為替管理を
行えばいいか情報収集中である
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(1) 現在業績管理はスプレッドシートで
行っているが、会計システムの入れ替え
を検討しており、同時に予算管理、
業績管理システムを検討している
課題>
・会計システム内に業績管理、
経営管理の仕組みも包含するのか
検討が要ります
解決の方向性>
・同一プラットフォームに
制度会計も管理会計もある、
というのがシステム運用面で
の理想と一見思われますし、
そう宣伝しているIT製品も
いくつか見たことありますが、
実際に見てみるとまるで
ハ〇ルの動く城のように
各モジュールがツギハギで
システム導入後の運用コストばかり
かかっているか、
ERPのように技術的にできても
投資対効果に見合わない金額が
出てくるか、というのが
私がやっていた時のトレンドでした。
事業部の現場の方に運用がきちんと
適用できるかがポイントだと思います。
(2) なぜこれまでと同様のアナログ管理継続
でなく、システム化を検討しているかと
いうと、経営者が次から次へと色々な
要求をしており、とても現在の運営管理
では応えられないから
課題>
・市場の動きが激しいビジネスでは
今後この動向が止むことはありません。
また、中々「人を増やしてくれ」といっても
業績管理業務の実務がどれほど工数が
かかるか現場を分からない方もいるため
リソースの確保は厳しいかと思います。
解決の方向性>
・通常のシステム構築と違い、
管理会計では要件は年々変わるため、
作ったシステムをユーザ側が自身で
改修していける仕組みでないと、
経営者の方からの様々な要求対応に
ついていけない危険性があります。
(3) また以前とは異なり、当社ではGlobal化
を進めており、海外子会社の予算や見通し
をどう集めるか、特に為替管理を
行えばいいか情報収集中である
課題>
適用レート管理を月次や週次で行うと、
業務工数がより肥大化する可能性が
高いです。
また、海外子会社管理が増えた場合の
あるあるですが、
海外子会社の報告数値の精度が良くない、
連結粒度になっていると予実差の原因
特定が分かりづらくなる、という
新たな課題の発生が想定されます。
解決の方向性>
現地通貨での見通し報告を行う
仕組みが必要かと考えられます。
そして、現地の報告数値自体精度が
悪いのか、為替レートが予実差の
原因なのかそれを分かる仕組みを
作ってからが適切な運用のスタート
かと思います。
(大企業で子会社が数百社あるとなると、
それこそ一大プロジェクトですが、、)
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■■編集後記
昔のお客様にインタビューしてきました!
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昔のお客様にインタビューしてきました。
結論、導入後何年か経過していますが
売上数百億の企業で私が作った仕組みにより
毎月の見通し値の誤差が数%(数千万円)に
落着き、かつ派遣の方1人で
運営しているようです。
先日自分で
「導入事例はこう見よ!!」
と書いたばかりですので、
改めてその観点で記事化してみたいと
思います。
実践ブログ、と名付けたからには
今後もより実践していきたいと思います。
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閲覧いただきありがとうございます
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発行人:
300社の業績管理仕組み化経験を持つ
小林基樹
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