予実管理の効率化・高度化実践ブログ

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広告宣伝費のKPI設定方法とそのプロセスを公開!(BtoB編)

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みなさんの会社は広告宣伝費を

どう設定していますか?

 


大きな会社ですと、

会社で決めた広告宣伝費を

各部署の売上比率に応じて

案分したりしていますよね。

 

 

(そうすると、新規事業部から

広告宣伝費がないと売上が

上がらないとか文句いわれたりして、、)

 

 

今日は身をきって、

昔自分が営業として立てていた

広告宣伝費の作り方を

参考までに紹介したいと思います。

 

 

私は1件の商談アポ獲得コストを

2万円と設定し、

売上目標の達成に向けた行動を

とっていました。

 


アポ獲得から受注まで受注率が平均20%の商材でしたので、

10万円かけて5件のアポが取れれば案件が取れる計算です。

 


また資料請求からアポへつながる割合が50%でしたので、
結論として1件獲得あたりの広告宣伝費
[資料請求→受注までのコスト]は


10万×2倍=20万円です。

 


1件あたりの平均提案期間が3か月でしたので、

四半期で3件受注したければ、

簡易な理論計算上では広告宣伝費を60万かければ良いわけです。

(あとはどれくらいの年間売上が欲しいか、

 案件をこなすリソースとのバランスを

 考慮すれば、目標数値のできあがりです)

 

 

 

と、ここで今日一番お伝えしたいのは

BtoBビジネスをしている会社では、

1件あたりの案件獲得コストの設定や

その獲得単価を基準に

広告費を払っているWeb媒体ごとに

受注率が良い/悪いといった判断を

していない会社が意外とあるな、

と思ったことです。

 


1件あたりの獲得単価や受注率といったKPI管理をすることで、

営業活動の改善指標を設定する重要性はもちろんのことですが、

一番の悪は受注率が低い媒体や販売チャネルへ

お金やリソースを使うことへの“損切り”がされないことです。

 


特に、

自社のホームページにアクセスが集まらないからといって、

受注につながらない媒体へ投資し続けることは

投資対効果が良くないので注意が必要ですね。

 

 

ちなみに余談ですが、

先ほどの20%の受注率の商材は

1件あたりの粗利額が400万弱でしたので、

獲得コストとしては全然許容内でした。

 

 

 

関連バックナンバー>

 

1億売れない人は、 管理会計をアドバイスするな

 

モチベーションの上げ方

 

経営分析とは

 
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■■編集後記 
自分の給与を広告宣伝費と考える
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ちなみに、

私は上記のやり方を拡大解釈して、

自分の給与も広告宣伝費として

とらえていました。

 


時間あたりのアポ獲得貢献率で

業務を評価し、

無駄な業務を無くせないか

躍起になっていた時期でした。

 


ただ、販売パートナー開拓や

セミナー企画などといった

成果の即効性が低いものは

優先順位を下げがちでした。

 


そうすると、

行動がフロー型の業務割合が増え

自転車操業体質になり

メンタルの維持が大変になるので、

短期施策と長期施策への取り組みの

バランスを当時はもっと

考えるべきでしたね。

 


PS.


上記で紹介したBtoBモデルの、
受注率やアクションプランを考慮した

簡易的な売上目標管理エクセルが

欲しい方いますか?

 


多少加工が要るのと、

どれくらいニーズがあるか

分からないので作業するか

これから考えますが。

 


欲しい方はtwitterなどの

SNSでメッセージ頂くか、

SNSお持ちでない方は

メルマガ登録後、

メッセージ頂ければと思います。

 

 

一定数のご連絡があれば

作業着手します。


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閲覧いただきありがとうございます
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発行人: 
300社の業績管理仕組み化経験を持つ
小林基樹
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