予実管理の効率化・高度化実践ブログ

経営企画にむけた業績管理業務向上のリアルなノウハウ

予実管理システム化ニーズ(3)…広告系

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初回の記事

予実管理をシステム化したいニーズとは

で記載した、

システム化ニーズに関するシリーズ

第3弾です。

 

今回もニーズの列挙でなく、

課題と、解決の方向性も

合わせて記載したいと思います。

 

 

【相談】

どういった課題を持った企業が

システム化を検討するか

教えてもらえますか?

 

 

【回答】

 

参考となる課題点と

システム化による

解決の方向性を

記載します。

 

■広告業のあるケース

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

(1)   現在業績管理はスプレッドシートで

行っているが、会計システムの入れ替え

を検討しており、同時に予算管理、

業績管理システムを検討している

 

(2)   なぜこれまでと同様のアナログ管理

継続でなく、システム化を検討しているかと

いうと、経営者が次から次へと色々な

要求をしており、とても現在の運営管理

では応えられないから

 

(3)   また以前とは異なり、当社ではGlobal化

を進めており、海外子会社の予算や見通し

をどう集めるか、どういった為替管理を

行えばいいか情報収集中である

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

(1)   現在業績管理はスプレッドシートで

 行っているが、会計システムの入れ替え

 を検討しており、同時に予算管理、

 業績管理システムを検討している

 

課題>

 

・会計システム内に業績管理、

 経営管理の仕組みも包含するのか

 検討が要ります

 

解決の方向性>

 

・同一プラットフォームに

 制度会計も管理会計もある、

 というのがシステム運用面で

 の理想と一見思われますし、

 そう宣伝しているIT製品も

 いくつか見たことありますが、

 実際に見てみるとまるで

 ハ〇ルの動く城のように

 各モジュールがツギハギで

 システム導入後の運用コストばかり

 かかっているか、

 ERPのように技術的にできても

 投資対効果に見合わない金額が

 出てくるか、というのが

 私がやっていた時のトレンドでした。

 

 事業部の現場の方に運用がきちんと

 適用できるかがポイントだと思います。

 

(2)   なぜこれまでと同様のアナログ管理継続

 でなく、システム化を検討しているかと

 いうと、経営者が次から次へと色々な

 要求をしており、とても現在の運営管理

 では応えられないから

 

課題>

 

・市場の動きが激しいビジネスでは

 今後この動向が止むことはありません。

 また、中々「人を増やしてくれ」といっても

 業績管理業務の実務がどれほど工数が

 かかるか現場を分からない方もいるため

 リソースの確保は厳しいかと思います。

 

 

解決の方向性>

 

・通常のシステム構築と違い、

 管理会計では要件は年々変わるため、

 作ったシステムをユーザ側が自身で

 改修していける仕組みでないと、

 経営者の方からの様々な要求対応に

 ついていけない危険性があります。

 

(3)   また以前とは異なり、当社ではGlobal化

 を進めており、海外子会社の予算や見通し

 をどう集めるか、特に為替管理を

 行えばいいか情報収集中である

 

課題>

 

適用レート管理を月次や週次で行うと、

業務工数がより肥大化する可能性が

高いです。

また、海外子会社管理が増えた場合の

あるあるですが、

海外子会社の報告数値の精度が良くない、

連結粒度になっていると予実差の原因

特定が分かりづらくなる、という

新たな課題の発生が想定されます。

 

解決の方向性>

 

現地通貨での見通し報告を行う

仕組みが必要かと考えられます。

そして、現地の報告数値自体精度が

悪いのか、為替レートが予実差の

原因なのかそれを分かる仕組みを

作ってからが適切な運用のスタート

かと思います。

(大企業で子会社が数百社あるとなると、

 それこそ一大プロジェクトですが、、)

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■■編集後記 

昔のお客様にインタビューしてきました!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

昔のお客様にインタビューしてきました。

 

結論、導入後何年か経過していますが

売上数百億の企業で私が作った仕組みにより

毎月の見通し値の誤差が数%(数千万円)に

落着き、かつ派遣の方1人で

運営しているようです。

 

先日自分で

「導入事例はこう見よ!!」

と書いたばかりですので、

改めてその観点で記事化してみたいと

思います。

 

実践ブログ、と名付けたからには

今後もより実践していきたいと思います。


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300社の業績管理仕組み化経験を持つ
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営業支援システム(SFA)では予実管理はできない理由

 

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以前の記事で書くと宣言していたテーマです。

 

まずは、SFAの定義から。

 

SFAとは

Sales Force Automation

の略でIT屋さんたちの間では

営業支援システムを指します。

 

予実、という言葉で

検索すると結構引っかかるので

予実管理システムを販売していた

当時もたまにコンペ相手に

なったりしていました。

 

で、本題についてですが

お客様のRFI作成支援や、

お客様側の製品選定支援もして

いた当時の経験からいうと

以下の論点で予実管理が

出来ないと判断しました。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

●SFAで予実管理ができない理由

 

(1)バージョン管理ができない

(2)予算や見通しでコスト管理ができない

(3)会計データと連携できない

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

詳細>

 

(1)バージョン管理ができない

 

・SFAでは最新マスタしか

    持てないため、

 予算編成時の予算と下期の修正予算

 との比較などができない

 

→年間を通した目標と実績の差異理由

 が管理しづらい

 

 

(2)予算や見通しでコスト管理ができない

 

・案件毎の粗利は管理できても、

 本社費などの間接費の管理や

 実績コストとの紐づけなどが

 行えない

 

→利益の着地が読みづらい

 

(3)会計データと連携できない

 

・実績の仕訳データや元帳データにおいて、

 管理会計科目とのマッピングを簡単に

 行える仕組みやGUIが無い

 

→アドオンすれば可能かもしれないが、

 GUIでできないと、組織変更対応を

 ユーザが安定運営できない

 

従って、上記3つの理由から、

 

結論>

 

SFAは売上の見通し管理はできても、

業績管理はできない

 

と導きました。

 

ちなみに、

今回のテーマを記事化した意図は

予実管理の仕組み化を検討する際、

特に、営業部門と共同での検討が

必要な場合によくコンペや論点に

なるため、読者の方の余計な

RFP作成負荷を減らしたくまとめました。

(※SFAと管理会計の領域整理です)

 

またこの情報は当時の情報となり、

IT製品は当たり前ですが進化します

ので、今は改善している可能性も

あることにご注意ください。

 

尚、ERPや単体会計システム、

連結会計システム、BIなどで

予実管理がしづらい理由もまとめ次第

記事化予定です。

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■■編集後記 

海外実績は信じない

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

予実管理製品以外の余談ですが、

当時販売を検討していた海外製品で、

 

「アメリカ企業の時価総額Top500のうち

 ▲▲%が使っている」

 

というキャッチコピーのベンチャー製品

があり、

なぜベンチャーなのに大手へのシェアが

高いのか不思議で関係者に聞いて回った

ところ、実は

 

「トライアルサイトでダウンロードした際、

 所属会社記入が必須で、かつ、

 使用許諾でマーケティングに使うよ、

 と許可をもらったから」

 

だそうで、つまりは実利用シェアではない

ことが分かりました。

 

その会社はその後急成長したので、

今は実利用シェアをきちんと

提示しているのかもしれませんが

それからというもの、

 

「海外実績▲▲社!!」

 

と掲げている製品を見ても

だからなんだ?というスタンス

でいます。

 

だいいち、予実管理でいうと

いくら海外実績豊富でも、

個社の管理会計が実装されないと

意味が無いため、たとえば

 

「IFRS要件しか対応出来ない」

 

と言われると日本では

困ってしまいますし。

 

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導入事例はあてにならない…後編

 

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前回の記事導入事例はあてにならない…前編

のまずはおさらいです。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

●なぜ導入事例はあてにならないか

 

(1)

導入効果がきちんと出た事例でなく、

将来への願望事例が多い

 

(2)

業務改善の要望が高い企業ほど、

実態を世間に公開しづらく、

本当のニーズに言及した事例は少ない

 

(3)

製品に満足し、製品のファンだから

事例公開に賛同したかどうかがポイント

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

では、導入情報は使えないかというと

そうではありません。

 

逆に、そのような事情を利用して

攻めの姿勢で

“つっこみ”

を入れれば良いのです。

 

 

 ●導入事例の有効な見方

 

(1)    

製品導入後、1年以上経過した情報か

確認する

 

→導入した時期と、インタビューした時期

 を確認し、製品導入後しばらく経った後

 の効果が記載されているか確認する

 

→事例と現在に時間差があるのであれば、

 現在どれくらいの効果が出ているか

 ヒアリングする

 

→導入後1年以上経ち、ユーザ参加イベント

に登壇しているか、などを確認する

(逆に、1年経たないで参加していれば、

ベンダーにお願いされて出演しているため

本当の製品のファンとは限らない

ケースが多い

※イベントに参加して聞けばわかります…)

 

(2)    

導入効果がきちんと実績(または根拠)

をもって語られているか確認する

 

→実際にシステム導入前後で比較した際の

 定量的な情報があるか確認する

 

(3)

システム導入に至った経緯の因果関係の

論理が明確か判断する

 

→本当の実態が書きづらいのであれば、

 せめて、プロジェクト自体の実施意義や

 その論理を明確に書かれているかを確認

 

→なぜ予実管理の仕組み化を“しなければ”

 いけなかったのか、またその仕組み化は

 どのようなアプローチで行ったか、を

 確認

 

→効率化したかった⇒効率化しました、

 では、他の会社にも応用できる、

 再現性のある話ではない

 

 

●導入事例への対策

 

(1)  

どういうレベルで本当に使っているか

深堀りする

 

→全社的に使っているのか、

 PLだけでなく、BSやCF

 までやっているのかなど

 適用範囲が明確になるように

 ベンダーに質問する

 

→適用範囲に必要な機能が

 盛り込まれているのか

 質問する

 

例)

人員計画、設備投資計画も

きちんと実装しているのか。

 

→本社費配賦に必要な配賦機能や

 設備投資の減価償却計算に

 必要な定率法、定額法が

 機能としてあるか、

 1次配賦、2次配賦などの

 段階配賦が可能か、…etc

 

※予算編成や予算管理に必要な

 機能についてはRFP、RFI関連

 の記事で別途記載します。

 

(2)  

導入効果を具体化する

 

→効果がある、といってきたら

 それはどのような測定方法で

 算出したのか、追及する

 

→そのROIロジックは、

 自社でも再現可能ロジックか、

 あるいは妥当なロジックか確認する

 

(3)  

導入企業の担当者の紹介をベンダーに

依頼する

 

→「そんなに満足度が高いなら、

  その方是非紹介頂けませんか?」

 とベンダーにいってみる

 

→ポイントは、本当に紹介してもらう

 のが重要ではなく、

 それを言った際のベンダーの反応です。

 はっきりいって、渋った反応をしたら、

 参考にならないと判断してください。

 プロジェクト満足度が高くない証拠

 のリアクションです。

 

→本当にプロジェクトの満足度も高く、

 ユーザの方と関係を築けていれば

 なんとか調整できるものですよ。

 逆にユーザ側の視点に立つと、

 経営管理部などは他の会社との繋がりが

 ないために交流機会には前向きな

 ケースも多いです。

 (※もちろん、時期によってお忙しい

   時期もあると思いますが)

 

以上、導入事例の有効な活用方法について

でした。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■■編集後記 

起業の本に書いてあるノウハウ

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

なぜ、事例掲載にベンダーは積極的か

というと、事例が無い製品など誰も

使いたくないというお客様が多い

からです。

 

ですので、起業の本などに

 

「タダでサービスをつかってもらう

 かわりに、“ユーザの声”に載ってください!

 と頼め

 

というノウハウが書いてあるくらいです。

 

ただし、サービス業であればそれでも

良いかもしれませんがある程度の

製品機能が求められる予実管理では

スタートアップ事例は

参考になりづらい気が、

個人的にはします。

 

もしその場合には、

おそらく未来系の事例しか作れないはず

なので、上記記事を参考にしてみて

頂ければと思います。

 

 

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導入事例はあてにならない…前編

 

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みなさんは、

興味のあるシステムを導入

しようとした際、

導入した企業名が多かったり

知名度の高い企業名があれば

その製品への信頼度が上がりますか?

 

今日のコラムの結論ですが、

予算管理や予実管理において

導入事例の多くはあてになりません。

 

なぜあてにならないのか、

という原因に触れつつ、

みなさんの不安をただ煽っても

仕方がないので、

ではどうやって見たらよいのか?

という見方や対策について

言及したいと思います。

 

尚、文章が長くなってしまったため

前編と後編に分けさせていただきます。

 

 

●なぜ導入事例は

あてにならないか

 

(1)多くの事例が“未来系”だから

 

多くのケースが

「システムを採用しました」

とか、

「▲時間削減を目指します!」

というものが多いです。

 

その表現の多くが未来系であり、

言い換えれば願望です。

つまり事実としての、

効果がある根拠

が載った情報ではないのです。

 

ちなみに、未来系の事例が多い

理由は多くのベンダーが導入事例

が欲しいため導入時に、

「事例に載ってください」と

お願いし、そのタイミングで

掲載しているからです。

 

 

(2)本当のことは書けないから

 

予実管理について、

本当の課題を記載することは

難しいと思います。

 

なぜなら、

業務改善を切に願っている方は

事業部からの数値集約を期日

ギリギリまで粘って集計後、

終電か徹夜に近い時間を使って

予算や見通しを集計・計算し、

後日数字やロジックが違う事に

気づき、事後対応に追われている方。

 

あるいは、

現場が売上を上げることしか

考えないKPI設定によって

もたらされる様々な弊害や、

報告数字の精度がことごとく

悪いことに悩んでいる方、

などです。

 

上場企業や大手企業が実名で

そんな業務体質や実態で

業績管理を行っている、

なんて書くと企業イメージが

悪くなるので、問題が深刻で

あるほど、世の中に露出することは

ありません。

 

つまり、読者にとって具体的で

有益な情報は事例からは

得づらい、ということです。

 

(3)製品に満足しているとは限らないから

 

(1)に導入事例掲載のタイミングが

製品採用時が多いと記載しました。

 

つまり、満足度が高く、

製品のファンとなっていただいた

証としての事例ではないわけです。

 

実際に、当時の話となりますが

あるベンダーの導入事例に載っている会社

の半分からリプレイス相談があったことが

あります。

 

ケース1>

予算管理、経営管理と事例では言っている

が実は営業管理でかつ限られた部門だけで

使っていた

 

ケース2>

リプレイスしようにも、

1度入れてるため

追加予算がとりづらく、

予算管理とは違うテーマで

上申したいがどうしたら良いか

相談にのって欲しい

 

●結論:導入事例があてにならない訳

 

(1)~(3)を通した総論として、

何が言いたいかというと、

製品満足度が高く、本当のニーズを

書いていて、導入効果の根拠もきちんと

ある事例は稀で、

本当に参考にすべき

事例が少ないから、です。

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■■編集後記

婚活アドバイザーのアドバイス

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

婚活アドバイザーをしている友人とご飯を

食べる機会がありました。

 

そこで聞いた話ですが、

婚活パーティの中で、

“ある条件”を満たす好条件な人を

有料制のハイグレードなプランにご案内

する仕事もあるのだそうで。

 

その条件が、

(1)ある程度以上の収入がある

(2)ある程度の“誠実度”が見込める

というもの。

 

(1)   は想像しやすいのでよいとして、

面白かったのは(2)です。

 

実は、

 

・婚活パーティーによく遅れてくる

・参加女性からのクレームが多い

・スタッフへの対応が悪い

 

というのも実は記録していて、

要はいくら(1)のお金を持っている人でも

(2)   を満たさない人はお誘いしないの

だそうです。

 

そういった意外なところで、

出会いの機会を自ら減らしてしまっていたり、

自分の改善点を気づく機会を逃してしまい、

婚活という行動への成果が

人によって差がでるのだそうです。

 

参考になりますねー。

 

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予算の精度が上がる、経営的メリット

 

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そもそもの話となりますが、

 

「予算の精度をなぜ上げる

必要があるのでしょうか?」

 

ぜひ、予算管理や予実管理

システムベンダーと

現在打合せをされている方が

読者にいらっしゃれば、ベンダーに

同じ質問をしてみてください。

 

もし、以下のような回答がくれば、

恐らくそのベンダーは

現行のスプレッドシートを

システムにのせかえる事だけに

関心があるリスクが想定されます。

 

回答予想>

 

予算の精度を上げることで、

決算発表における見通しや着地

予想の正確性が増し、

投資家や利害関係者への信頼性があがる

 

●この回答がダメな理由

 

書いている内容は間違っていません。

ただ、“浅い”のです。回答が。

 

●私の答え

 

見通しの数値の誤差(=精度の悪さ)

は業績に負の大きな影響を与える

死活問題だから

 

具体例をあげてみましょう。

 

製造業の精度が悪い場合>

 

(1)   見通しより受注が多い

→製品の製造が間に合わない場合、

 製品の提供が出来ないため

 売上の機会損失となる

 

(2)見通しより受注が少ない

 →在庫が増えるため、

  CFを圧迫

 

サービス業の精度が悪い場合>

 

(1)見通しより受注が多い

→社内リソースで対応できない

ビジネス(ex.システム構築)場合、

 売上の機会損失となる

 

(2)見通しより受注が少ない

 →利益確保を優先するため、

  採用や投資を先送りする傾向がある

 

と、4ケースの

いずれもが負の影響を与える

からです。

 

したがって、

精度があがると無理のない

(疲弊しない)

目標達成のマネジメントができるし、

目標にいかない事業部が

発覚した場合には早期把握ができ、

対処が迅速になり、

傷が深くならない、

というのがメリットです。

 

さらに、そのメリットは

利益の安定、に通じます。

 

ちなみに、

なぜ「回答予想」の答えをする

ベンダーをリスクと評価したかというと、

上記のように精度を上げるうえでの

重要な論点を答えるのではなく、

精度を上げた後の“期待効果”を

答えている点が、

プロジェクトの実施経験が少ない

と判断したからです。

 

役職の高い方や担当の方から、

システム導入後に本当に切実に

「業績予測の精度を上げたい」

と相談されていない

んじゃないか。

だから、

当たり障りない回答になるんじゃないか。

 

 

最近アップされている

システム採用事例が

あまりにも安易に

「精度を上げましょう」

と、まるで

 

風が吹けば、桶屋が儲かる

(システム導入→精度向上)

 

というように言っているような

気がしたので一石を投じたく、

記事化してみました。

 

目的は批判ではなく、

実経験からの

ベンダー選定基準の啓蒙です。

 

また、私が過去に改善した

プロジェクトアプローチなども

別途記事化しようと思います。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■■編集後記 

導入事例はあてにならない

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

予算や見通しの精度を上げるのは

簡単ではありません。

 

サービス業と製造業を兼ねている

企業ではより状況は複雑ですし、

為替や新規M&A先など、

コントロールが十分にできない要因も

見通しのズレの元となるからです。

 

また、ある企業では

「うちは予算を低く設定し、

目標の達成度が高いと評価される

長年の文化だから、

評価制度も含め検討しないと

精度向上は難しいかも」

という意見も当時ありました。

 

ただ、朗報となりますが

精度向上の施策はグローバルで数々

レポートが上がっていますので

タイミングをみて情報提供できればと

思います。

 

PS

 

「本音ブログ」とつけた手前、

本当に強調したいことをいおうと

したら少々角が立つ記事となって

しまいました。

 

スプレッドシートからシステム

にのせかえたけど、

運用が全くシステムにのっていない、

というケースを人伝えですが

最近また聞いてしまったため

かもしれません。

 

安定運用の経験が豊富な

ベンダーを見極めて欲しい、

という想いで記載しました。

 

 

 

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予実管理システム化ニーズ(2)…金融系

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初回の記事(予実管理をシステム化したい

ニーズとは)で記載した、

システム化ニーズに関するシリーズ

第2弾です。

 

今回はニーズの列挙でなく、

問題点と、解決の方向性

併せて記載したいと思います。

 

 

【相談】

どういった課題を持った企業が

システム化を検討するか

教えてもらえますか?

 

 

【回答】

 

参考となるケースに関連して、

問題点システム化による

解決の方向性

記載します。

 

■金融業のあるケース

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

(1)

予算や見通しの集計をマクロで

行っているため、

マクロを操作できる方に業務が

属人化している

 

(2)

組織編成時にマクロを変えるのが大変

 

(3)

単体・連結見通しを

1か月で作らなければならず、

常に時間がない状態となっている

 

(4)

予算集計に関する専門の部署がない

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■問題点と解決の方向性

 

(1)

予算や見通しの集計をマクロで

行っているため、

マクロを操作できる方に業務が

属人化している

 

問題点>

 

・業務が特定の人に依存しているため、

 その方の作業が進まないと、

 全体業務が止まるリスクがある

 

・その方が業務から離れた際、

 代わりの方が対応できないリスクがある。

 さらに、採用を行っても同スペックの方が

 すぐに確保できない可能性もある

 

・第三者がその業務プロセスの妥当性を

 検証、または評価できない可能性がある

 

解決の方向性>

 

プログラム操作がないなど、業務に高度な

スキルが要らない仕組みを作り、

業務の共有化を図る

 

 

(2)

組織編成時にマクロを変えるのが大変

 

問題点>解決の方向性>

 

1の具体的なケーススタディのため、

 省略

 

(3)

単体・連結見通しを

1か月で作らなければならず、

常に時間がない状態となっている

 

問題点>

 

これまでの記載の業務に加え、

実績の科目や組織との紐づけ

(マッピング)、

連結科目への組み換えなどが発生し、

数値編集作業が増加している。

 

 

解決の方向性>

 

実績データとの自動連携

 →実績科目と予算科目との突合

 →会計データだけでなく、

  人員管理システムや

  SFAなど様々なシステムとの連携

 →元帳の仕訳データの連携

 

(4)

予算集計に関する専門の部署がない

 

問題点>

 

想定外の事象が発生した場合、

定時内で終わらず、残業代が発生

 

解決の方向性>

 

人員リソースを増やす、というのは

現実的でないため、

予実管理業務の効率性を上げる、

あるいはシステム導入により、

本部依存業務(ex.レポート作成)

を一部現場部門に移管する

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■■編集後記 

予算の精度を高める、とよくいうが、、

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

「予算管理の精度を高めましょう!!」

という表現が、

よく予算管理システムサイトで

目立ちますが、

 

・どうやって精度を高めるの?

・その精度はどこまで高まったの?事例は?

・精度が高まると、会社にとって何が良いの?

(担当者が上司に怒られない、とかいう

 レベルの話でなく)

 

という事がほとんど書いてない!!!

 

後日、予算管理の「精度」について

記事化します。

 

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日本と米国のマーケティングニーズの違い

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前回の記事(そもそも、予実管理とは)で、

日本の予実管理は過去の傾向から予算を

作るのに対して、

米国は未来から逆算してシナリオを

作ると記載しました。

 

 

その両者の違いが、

予実管理の仕組み化ニーズに

差を生み、

その差が大きな影響を与える

内容に今日は言及します。

 

 

これから年末年始にかけて

来期にシステム投資を検討されている

方には上申の参考になる内容

かと思います。

 

 

●日本のニーズ

 

日本は過去のトレンドや

現場の上申予算を集めて

最終予算を計算する時間が

割合として多いため、

 

 

いかにデータ収集を

効率化するか

 

 

が一番のニーズですし、

実際WebのSEO分析しても

 

「予算管理 効率化」

 

などと担当者が検索している

傾向が定量的にも多い、

という結果に表れております。

 

 

●アメリカのニーズ

 

一方、アメリカは将来シナリオの

妥当性を検証する時間に

重きを置くため、

 

いかに

シミュレーションが

柔軟か

 

が一番のニーズです。

 

そして、その

メインターゲットはCFOです。

 

 

ここで、

大事なポイントは

 

(1)アメリカはCFOが将来数値をいかに

正確に把握するか、

そのための手段への“投資”、

 

がシステム上申のストーリーですが、

 

(2)日本は担当者の効率性を上げるため

 “ツール導入

 

という側面が強い、ことです。

 

 

その結果どうなるかというと、

(2)のストーリーで上申しても

 

「で?そのツール入れて

 何人の人件費が浮くの?」

 

と言われて、答えが出せず、

仕組み化は来年以降に持ち越し

 

という流れが本当に日本は多い!!

 

さらに、もっと良くないのは

そのSEO結果に自社のWebサイトを

最適化しようと

ベンダーのWebでの謳い文句も

 

効率化

ミスが減らせる

 

などが多く、

そのストーリーでは上申が通りづらい

ことをきちんとユーザに提示していない

ことも問題の一因かと思います。

 

つまり、

業務の効率化をしたければ、

効率化を推してはいけない、

ということです。

 

では、どうするかというと、

業務の質を上げること(=高度化)

をアピールするのが

やはり一番の正攻法です。

 

そのやり方や

フレームワークについては

また記事化、

あるいはレポートにします。

 

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■■編集後記 ハゲタカ

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先週の編集後記

「ヘッドハンター」

関連して。

 

ハゲタカを監修された方が

どこかのインタビューで、

 

「現実のM&Aはハゲタカの

 何倍も難しい」

 

という記事を見て、

 

『だったら、本当のビジネスを

ハゲタカの何倍も面白く

表現して欲しい』

 

と思ってしまいました。

 

本当はこんなに大変なんだよ、

なんて話は多くの人は興味無いし、

むしろ話の敷居を低くして

関心を持つ人を増やしている

人の方が断然カッコいいのではないか。

そっちの方が、ビジネスがより

活性化する発信内容ではないか。

 

なんてことを考える、

今日この頃です。

 

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予実管理とは?日本と米国の予算の立て方も比較

予実管理





 

ここで、

あらためて予実管理とは?

という「定義」を確認しておきたいと

思います。

 

文字からすると

予算と実績の管理、

となりますが

定義を確認しておくと、

 

 

予実管理とは>

 

定期的に予算と実績の差分をチェックし、

業績を評価すること。

 

また期中における予実管理においては

期末を予想(見通し、着地予測などと呼ぶ)し、

目標達成に必要な手立てを行うこと。

 

となります。

 

また予実管理を含んだ管理会計の定義も

みておくと、

 

・定義1

 

管理会計とは、

組織内部の経営管理に

会計情報を提供するための

会計

 

 

 

・定義2

 

外部関係者ではなく、

経営者・管理者などの

企業の内部関係者に対して、

経営管理や意思決定のための

報告を目的とするもの 

 

ということだそうです。

分かりづらかったので

2つ記載しました。

 

 

と、ここまでだけだと

会計の本の単なる転記に

なってしまうので、

続けて

日米の予算の立て方の

特徴的な違い

について言及してみたいと思います。

 

まず予算編成において、

日本は合意形成に時間をかけ、

 

「なぜこの予算数値になるのか?

(過去→現在)」

 

具体例)

3年間の過去のトレンドから、売上が

これくらいになる

 

というように過去から現在に向かう

時間軸でたてられることが多いですが

 

米国は

 

「この予算を達成するために、

どのような手段を講じるか

(将来→現在)」

 

具体例)

年間●●万達成するために、

▲▲件の見込み創出をし、

そのコンバージョンレートは

■■%。

その実施手段として

プランAとプランBを

実施し、そのためのコストは…

 

という

未来から逆算して

考えること

に非常に時間を割く

傾向があります。

 

 

この違いがどう影響してくるかと

いうと、

 

日本の予算作成管理者に実際に

 

「この予算値って、本当に達成

 できるのですか?」

 

と質問すると、

 

「将来のことですし、

 ぶっちゃけわかりません笑

 

と答えが返ってくる傾向がありますが、

 

米国の担当者に同じ質問をすると、

 

なぜその数値になるのか、

そのロジックシナリオが割と

明確に返ってきます。

 

 

この日米の担当者の違いが、

実は予実管理の仕組み化(システム化)

に露骨に

「ニーズの違い」として表れてきます。

 

(次回に続く)

 

 

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■■編集後記 ヘッドハンター

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最近、江口洋介さん主演の

ヘッドハンターを見てます。

 

経済系のドラマで、

一見悪役に見える

主人公が実はカッコいい

ビジネスマン、という

感じがハゲタカ(真山仁)

っぽくて1話から4話まで

ズンズンと進んで

観てしまいました。

 

各回最後に次の話が気になる

「伏線」があり興味が

そそられます。

 

 

 

PS.

 

 

直近で以下のテーマの記事掲載を

考えています。

 

(1)   なぜ予実管理システムは、

「使えば業績が上がる」といえない

 

(2)   業績見通しの精度があがると、

会社にとって良い、

と論理的に説明すると?

 

(3)   注意したいベンダーの特徴リスト

 

(4)   業績管理業務を高度化する場合の

フレームワーク

 

(5)   予実管理システムを導入するに

あたり、どうやって稟議を通すか

 

(6)   予実管理が高度化された先進企業

のケーススタディ

 

(7)   SFAツールでは、なぜ業績管理

が出来ないか

 

(8)   業種別KPIサンプル

 

(9)  予実管理システム化における

 RFI、RFP作成用のテンプレート

 

 

etc..

 

内容によっては、

一般公表せずにレポート形式にして

特定の方にだけ配信するかもしれません。

 

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ベンダーの信頼性を見抜く質問とは?

 

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業績管理業務の生産性を上げるためのブログ

世界TOP10の販売経験に基づく、リアルな本音

 

 

突然ですが、

マンションの不動産営業マンに対し

その営業マンが信用できる人物か否か

見極める質問があるのはご存知ですか?

 

それが

 

「あなたは、マンションを

  持っているの?」

 

という質問。

 

・良い儲け話なら、なぜ営業マンや

 会社が自分で運用しないのか?

・自分はやっていないのに、

 人に勧めるなんて怪しくない?

・利回りはプラスだが、

    想定外のコストである

 修繕費(ITでたとえるとVup費用)が

 かかったりすると

 結局マイナスになるんじゃないの?

 

と購入者側がどんどん突っ込みを入れられ、

優位に立っていける質問だそうです。

 

で、その質問の妥当性検証はプロに任せるとして、

これを予実管理、予算管理システム

ベンダーに置き換えると、

どのような質問をすれば信頼性を

見極められるでしょうか?

 

 

実際に、予実管理システムを

販売していた私の経験もふまえると、

 

「今の説明メリットを

 その製品で実際に見せて

 頂けますか?」

 

という質問が非常に有効だと考えます。

 

 

理由としては、

予実管理システムの説明メリットに

該当する根拠(=適切な機能、

効果的な運用)が薄いケースが多々ある

からです。

 

特に、システム導入のメリットを相手が

説明しだした際、

 

類推系

 

 

例1)

他社事例メリット→御社もそうなりますよ

例2)

スプレッドシートでできることは

システムでもできる

 

と、

実際のシステム機能を提示せずに、

口頭でイメージさせるトークが

多い場合は注意が必要です。

 

 

直近でシステム化をご検討中の方は是非

この質問を打合せ中に“連発”し、

その提案ベンダー(担当者)が

根拠をきちんと提示できるか

是非ご確認ください。

 

 

私の上記意見の根拠ですが、

情報提供依頼書(RFI)へのベンダー

回答内容に対し

あるお客様がこの質問を行って

再度検証したところ4割近く

 機能(○)→機能(×)

となったケースを知っています。

 

 

くれぐれも、提案パワポの綺麗さや

提案企業のブランドイメージだけで

即決なさらないように。

 

 

その意思決定は、前回の記事でも

書きましたがマネジメントの質や

現場へのシステム浸透率に

大きな影響がありますので。

 

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■■編集後記 

セミナーに行って確認してみると

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冒頭の不動産の質問、

「あなたは、

  マンションを持っているの?」

に関して。

 

最近行った不動産セミナーでは、

プレゼンターが

「自分も運営しています」

という自己紹介から話が

始まったことから、

この質問は実は不動産業界で

既に浸透し、

対策をねられているの

かもしれません。

 

それはそれで、

良いことかもしれませんが。

 

 

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予実管理をシステム化したいニーズとは(1)

予実管理 予算管理 システム




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業績管理の質を上げ、企業の成長を
推進するリアルなノウハウブログ
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こんにちは、小林基樹です。

 

本日から業績管理業務の効率化や高度化に

役立つ情報をお伝えしていこうと思います。

 

というのもこの分野、

業務が煩雑で困っている人が多い割に、

欧米に比べて有益となる情報が

国内に非常に少ない!!

 

限られた時間の中で、少ない情報から、

短期的な視野でシステム導入してしまい、

以前より業務が複雑化するだけでなく、

システムに合わせた運用を事業部の方

が強いられ、結果、

マネジメントがかえって悪化

するケースを

何度も何度も見てきました。

 

 

私の実体験をもとに、特定のシステムに

偏らない、なるべく公平な視点で、

業務向上につながる情報提供が

できればと思います。

 

 

<本日のブログ内容>

 

■■コラム  

予実管理をシステム化したいニーズとは(1)

 

■■編集後記 

ベンダーの信頼性を見抜く質問は?

 

 

 

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■■コラム  

予実管理をシステム化したいニーズとは(1)

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【質問】

予算管理、予実管理業務が煩雑で

改善したいと思いご相談しました。

とはいえ、何から手をつけていいか

正直分かりません。

参考までに、どういったニーズを持った

企業がシステム化を検討するか

教えてもらえますか?

 

【回答】

 

このご相談は意外と多いです。

実は日本の経営企画部や経営管理部は

人の入れ替わりが割と多く、

新しい担当者の方が何から手をつけ、

どこを改善すると、どう良くなるのか

分からない

というところからお問い合わせ頂くケースが

増えています。

 

 

参考となる相談ケースを記載します。

 

 

医療系製造業のご相談ケース>

 

予算編成業務に非常に時間がかかっており

 本部側が将来予想をそもそも入手する

 までが遅い

 

・とはいえ、予算編成に割けるリソースが

 潤沢でなく、1人1人の負担工数が

 多くなりがち

 

・そのため、お互いのダブルチェックなどが

 おろそかになり、

 後になって数値の誤りに気付くケースが

 散見される

 

・上記理由から、そもそも業績数値への

 信頼性が欠け

 事業部と本部の壁が発生する原因

 となっている

 

・予算の編成や数値集約にリソースが

 大きく割かれているため、

 実は予実差異などの分析

 理想とする時間を使えてない

 

・業務負荷やこれまでの会社文化から、

 予算編成を現場からの「積み上げ予算」

 しか行わず、

 業績予測数値に関して、

 経営管理部の意思が反映する

 余地が無い

 

 

尚、コラムのタイトル

「予実管理をシステム化したいニーズとは(1)」

とあるように、

これ関連の疑問は非常に多く寄せられる

ものの、ある程度分類が可能ですので、

シリーズ化してまた記事化したいと思います。

 

 

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 ■■編集後記

ベンダーの信頼性を見抜く質問は?

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

不動産業者の信頼性を見抜く質問は、

 

「あなたは提案している不動産に実際に

 投資してますか?」

 

では、予実管理システムベンダーの

信頼性を見抜く質問は?

 

(次回へ続く)

 

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